もうあたしが蒸発寸前の時、


~♪~♪♪~


あたしの携帯が鳴り、櫂斗と離れた。



お母さんから『もうすぐ家に着く』とメールがきた。



「あのっ櫂斗、お母さんもうすぐ帰って来るって」

「そ、よかったな。じゃ俺帰るな。気をつけろよ」

「うん。ありがとう」



そして嵐のように櫂斗が帰っていった。


……なんか、寂しいな。


って寂しい!?


いやいや。きっと、急に一人になったからだ。


あたしが海斗のことを………。


ありえない!あたしどうかしてるんだ!


うん。寒くておかしいだけだ。