心の中でそんなことを考えながらもあたしの足は止まることを知らないようで。 闇の中を駆け抜ける。 あたしを好奇心の視線が突き刺すけど、そんなことを気にすることなんてできない。 …疲れた。 少しだけ、休もうかな。 あの男だって、こんなところまでは追っかけてこないだろうし、何より暗いところが苦手なあたしがこんなところに来るわけがないと思っているだろうしね。 何かと言ってアイツはあたしのことをよく知っている。 それがとても、―――悔しい。