「…」


学さんにもおんなじこと言われたし!!


「葉奈、拗ねんなって」


プクッと膨れたあたしの頬をツンツンと突っつく学さん。


心底面白がられてる。


ニヤニヤしながら見てくる。


もっと拗ねてやる!!


「はいはーい、2名様入りまーす」


…アレ?そう言えばこの人…、名前、なんていうんだろう…。


「優――――、お砂糖切れちゃったよ―――!買ってくるねー!?」


そんなことを考えていると、奥のほうからひょこっと…、わぁ!超美人さんが出てきたぁ!!


「え?砂糖もう切れた?おっかしーなー。1週間前に買ったばっかりなのになァ」


「…ないものは、ない。買ってくる」


「……はい」


えっと…、今の人、は?


「学さん…」


ツンツンっと学さんの服の裾を引っ張る。


「この人、名前…」


「ああ、優。優しいって書いてゆう、な」


「今の人は?」


「優の嫁」


「…け、結婚…してるの!?」


マジか!!


だって…え!?


マジか!!