受け止めた身体はびっくりするほど冷たかった。



「…葉奈!!」


おい、葉奈!


頼むから返事をしてくれ…!


「葉奈…葉奈!!」


何度も何度も呼びかけるが、葉奈の瞳は開こうとしない。



それどころかだんだんと苦しそうな表情を浮かべる。



「葉奈…!?」



なんで返事、しねえんだよ!!