そう言って、笑った。




……笑ったんだ。





「……ま……は、」





ダメだ。



ダメだ。落ち着け自分。


ここで取り乱したらこの人の思うつぼ…だけど…!







「…ママはあなたの地位のために死んだんじゃない………ッ!!!!」








ほとんど悲鳴状態のあたしの叫び声が響き渡った。



近所迷惑かも知れない。でも、そんなことは考えられなかった。



「…葉奈ッ!」



「ママが死んだのは、あたしのせいなことぐらい分かってるもん…!それで散々大人から責められてきたんだ……!!だからパパだって……!!」




パパだってあたしのことを殴るんだ。



あたしがママを殺したから。



あたしがママが死ぬ原因を作ってしまったから。