彼女は僕にさっき僕が渡した花と同じ種類の花を持っていた。
笑いながら僕に差し出す。


どうして同じのを摘んできたんだろう?


気になって聞いてみると
彼女はカバンからスケッチブックとペンを出してサラサラと文字を書きだした。



そして照れくさそうに僕に見せる。


『あなたと同じ花を持っていたい。』



僕は君がとても愛しくなって
優しく抱きしめた。