バイクの後ろで
タクマさんのぬくもり
を感じていました
あたたかなぬくも
り..あなたに
似ていました..
「このへん?」
「はいっここで
大丈夫ですっ」
「何してる?」
顕先輩....っ!
「..この人?
美々さんの彼氏?」
黙って頷いた私
「俺の美々とは
どのような関係だ
?」
「あのねっこの人は
っ」
「俺は..美々さん
に一目惚れしまし
た」
タっタクマさんっ!
「はっ?」
「あなたから美々さ
んを奪おうと
思ってます」
「てっめえ」
顕先輩の拳を
片手で止めるタクマさ
ん
「時間はかかるだろ
うけど美々さんは
俺を選ぶと思いま
す」
「タっタクマさんっ..」
タクマさんは
バイクで去って
いった
「ごめんなさい..」
泣いている私を
優しく抱きしめる
顕先輩
「泣いていいよ」
顕先輩は優しく
頭を撫でた



