いつまでも変わらぬ愛を

「なるほどね」

タクマさんは
ゆっくり頷いた

「てっきり俺は
肉食系女子が逆ナ
ンしてきたのかと」
「違いますっ!」

私の頭を撫でて
優しく抱きしめて
くれたタクマさん..

「琢真じゃなくて
ごめんな」
「..ううんっ」
泣いてしまう

「帰るぞ」


顕先輩!


「またね」
「待てよ」

「お前、琢真だろ」


「タクマだけど琢真
ではありません」

「あの日ー」
「顕先輩?」

「あの日ー
逃げたのはなぜだ」
「....」
「あの日ー」

走り去るタクマさん