私はベンチに
座った
タクマさんは何かを
探している
「..これでいいか」
「ん?」
タクマさんは近くに
生えていた
何かわからない
茎の長い花を
とり、私の薬指に
巻きつけた
「..これ..?」
(自慢げに)
「18KINのダイヤだぜ」
「ぷっ」
「な、なんだよっ」
「..美々さん」
「はいっ?」
「好きだよ」
「タクマさん..」
「変かな、一目惚れ
って」
「変じゃないと
思いますっ」
タクマさんは私の
隣に座った
ほっぺにキスを
した
..顕先輩が追いか
けて見ていたとは
知らなかった



