「あぁああぁっ、龍太郎さっき渡した体温計出してみて!きゃあぁぁっ、38度超えてるじゃん!」

服も着ずにアワアワ慌てる雛菊。

「ほら!そこの君もちょっと手伝って!」

雛菊は振り向いて小夜に呼びかけるが。

『はぅううぅ…』

雛菊が龍太郎の連れ込んだ女で、しかもいかがわしい行為に及んでいたと勘違いしていた小夜は、既に脳味噌の沸点を大幅に超えていた。

「きゃあぁああぁあっ!君も大丈夫ぅっ?」