「誤解させたのなら謝るわ。私は着替えてただけなの。君が思っているような変な事は何もしてなかったよ。や、マジでマジで」

『へ、変な事なんて思ってないです!』

湯気が出るほど赤面して表情で抗議する小夜。

『だ、大体…』

彼女は雛菊をキッと睨む。

『龍太郎君が部屋にいるのに、平気で裸になって着替えるってどういう事ですか!おかしいじゃないですか!』

「あ…あは~っ、それもそうよねぇ」

雛菊は小夜の表情から彼女の心情が理解できるらしく、屈託なく笑う。

「私そういうの無頓着でさぁ…平気で龍太郎の前で着替えちゃうの。ごめんね♪」