『龍太郎君…赤い顔して部屋に閉じこもって…裸の女の子と…』

小夜の殺気が大きく膨らむ!

『何してたのよぉぉぉっ!』

その殺気の矛先は、迷わず病床の龍太郎へ!

掴みかかり、腕を取り、今日という今日は骨の一つもへし折ってやる!

そう思って室内に突入した小夜は。

「待ってよ、君」

一足飛びで小夜の目前にまで移動してきた小麦色の肌の美少女…雛菊に遮られる。

「っ…!」

思わず息を飲む小夜。

(この人…速いっ!)