*初恋④* ~☆梨紗のFirst Love☆~

健:「梨紗ちゃんがいる。もう大丈夫だからな。」


一磨はゆっくりと意識を手放した


健:「まだ忘れてないのかよっ。俺がもう少し速く行ってればこんな思いさせなくて済んだのに…。その後さ、一磨軽く荒れちゃったんだ。襲ってきた女全員容赦なく殴ってたし。俺、直ぐに止めさせること出来なかった…。」


佑:「俺も同じような経験あっけど、健樹のせいじゃない。一磨には若名さんがいる、絶対乗り越えられるよ。俺も霞がいたから乗り越えられた。健樹は自分を責めすぎ。」


健:「俺、何も出来なかった。女供殴って一磨から離すことしか…。未然に防いであげたかったのに。」


佑:「俺、霞が初めてじゃないんだ。健樹みたいに助けてくれるやつがいなくてさ、勉強とか出来てたから保健室でサボってたんだ。昼寝してる時に襲われた。逃げられなかった。」


健:「…………。」

健樹は拳を強く握った


佑:「俺は霞がいたから今普通にいられる。一磨も大丈夫だ。乗り越えられる。」


健:「乗り越えてもらわないと…。」


佑:「だな。
一磨どうすっか、保健室って若名さん達いるしさ…。」


健:「梨紗ちゃんには教えるべきだけど萌にはまだ時期でもないし教えなくてもいいから……。」


佑:「若名さんだけ呼び出せば?」


健樹は一磨をソファーに寝かせ、梨紗に冷えぴたを持ってきて貰うためメールした