生徒会室にて


佑:「金曜日に美香さんって人が言ってたことって本当なのか?」


一:「あぁ、誰にも言うなよ。俺も梨紗も表に出ていい人間じゃないから。」


佑:「わかった。つか言わねぇし(苦笑)」


健:「良かったな、一磨。」


一:「あぁ。
上着嫌い、固苦しいし。」


一磨はブレザーを近くのソファーに掛けた


佑:「…もしかして中学一緒だった?」


一:「知らね。基本的に屋上か保健室にいたからな。」


健:「授業出てんのあんまなかったよな、雨の日に保健医が出張だったら授業出てたけど。俺も佑樹知らね(苦笑)」


佑:「いや、俺も知らねぇから(苦笑)
一磨と家近いからあれって。」


一:「俺わざと別の学区の中学通ったからな、家知られないためにも。」


佑:「なるほど~。健樹達と菊川さんって同中?」


健:「萌、女子中だからな(苦笑)
劉さんがここに通ってたから入学しただけで。」


一:「悪い虫つかないようにしてたのにな(苦笑)
萌ちゃんから近づいちゃったよ。」


健:「なかなか素直になれなかった一磨に言われたくないし。」