一:「ありがとうございます、真人様。

美香様に弱いんですね(黒笑)今の電話、芝居ですのでご安心下さい。」


一磨は美香を軽く揺すり起こした


一:「大丈夫でしたか?」


美:「えぇ。

なんか、疲れが。」


一:「それは良かったです。疲れに効くようにしたので。」


真:「一枚上手だったか(苦笑)」


一:「言ったでしょ、梨紗の悲しむことはしないと。」


真:「大魔王が(苦笑)
梨紗、何があっても一磨君の側にいなさい。一磨君不器用そうだから浮気しないだろうしさ。」


梨:「言われなくとも♪♪」


一:「健樹、ちょっと。」


健樹が一磨に近付いた


一:「小テストの報告書纏めといて。」


健:「はいはい(苦笑)」


真:「パシり?」


健:「違いますから。」


一:「もし俺がデータをバックアップしてなかったらどうしてたんですか?」


真人はマイクロSDを見せた


真:「こん中に保存してた。」


一:「パスワード変えるか…。
カナさん鍵貸して。」


一磨はカナから以前梨紗とカナが話すために使った部屋の鍵を借りた


一:「2人で話しませんか、真人様?」


真:「あぁ。」


2人はその部屋に向かった