一:「急いで消せ!」


絢:「隙あり~♪♪」


一:「んぅ…。」


絢香が一磨の耳を触ると、一磨から可愛らしい声が漏れた


絢:「あ、耳たぶが弱いんだぁ。」


一:「~~~っ!!!?(固)」


俯いていた一磨が顔をあげると、悲しい顔をした梨紗が立っていた


梨:「一磨、君だよね?」


一:「り、さ。」


梨紗は一磨の前に行き右手を一磨の頭に持って行った


一磨は次に来る痛みに耐える為目をキツく瞑ったが、次に来たのは痛みではなく頭を撫でられた感触だった


梨:「あの時の女の人はいない。このお姉さん達とは違うんだよ?一磨君はとっくに乗り越えてるよ?
だって今日萌を助けたんでしょ?嫌いなのに助けられた。もう大丈夫ってことだからね?
けどね、最悪の時は責任取るんだよ?」


一:「………。」


梨:「うちがいろんなこと言うと自由がなくなってツラいでしょ?(苦笑)
スミマセン;;失礼しました。」


梨紗はサッと自分の席に向かった


一:「………。」


麗:「好きなら追いな?」


絢:「いいなぁ、愛されてて。」


一:「え?」


絢:「普通だったらビンタされてるよ?」


麗:「私ビンタして別れたことあるしね♪」


一:「………。」