その頃屋上では


梨紗はよく一磨が昼寝するとこで泣いていた


美:「梨紗~?」


真人は梯子を登り梨紗の隣に座った


梨:「ヒック…嫌…だか…ら(泣)」


美:「若名を潰してもいいわよ?ただ一磨君の将来設計には大事なことなの。」


梨:「………美優希さんたちは?」


美:「知らない。アノ人嫌いだし。」


真:「梨紗、梨紗の夢を応援するのは簡単だった。けどな、確実に梨紗が巻き込まれちゃうんだ。勝手に本家が決めたことだけどさ、俺は良かったと思う。じゃなきゃ一磨君とも付き合えてないしな。」


梨:「……継ぎ…たくなぃ。」


美:「梨紗のことだから管理栄養士レベルの知識は高校の間でマスターすると思うの。だから梨紗が進みたい大学に行っている間に経済関連を学んで欲しいの。
一磨君のためでもあるし梨紗のためでもあるの。」


梨:「………え?」


美:「梨紗、守られるのが嫌いよね?なら逆に裏から一磨君を守ってみない?」


梨:「……出来るの?」


美:「継げばね。後は梨紗の技量次第かしら。私達なんて殆ど家で仕事してるでしょ?だから一磨君とすれ違うこともないと思うわよ?管理栄養士になってもし他で働くようになったら一磨君とあまり会えなくなるかもね。」