一:「………?」


高:「今梨紗ちゃんここに来るのもしんどいはずだよ、会計職も担ってて9時過ぎに学校出てるぐらいだからさ。こっち来てた日もまた学校に戻ってたらしいし。

冬休み入ったら休ませてあげな?やっと一磨の側に安心していられるようにもなったんだしさ。
我が儘も聞いてあげな。」


一:「勿論。

もう、泣かせないから。」


雪:「普通だったら別れてるのに凄いな。」


高:「ホントにな(苦笑)
クソ生意気な一磨を飼えるのって梨紗ちゃんしかいないよ。」


一:「梨紗の隣って安心する~。」


高:「はいはい(呆)
寝泊まりはこっちか?」


一:「ゆっきー、夜母屋と離れどっちがいい?」


雪:「高山さんは?」


高:「俺テキトーだから。一磨が離れでも母屋にいたりするし。」


雪:「母屋、で。
寒くないっすか?暖房効いてても…。」


一:「基本的に襖だしな。
皐月、向こうに戻ったらまたこれ作って。美味しい。」


高:「それ作ったの俺じゃないから無理。」


一:「シェフ?」


高:「正解。」


一:「学んどいて。」


高:「ゆっきーが作るって。」


雪:「無理っす。お菓子作れないんで。」


一:「直ぐじゃなくていいから皐月よろしく。」