*初恋④* ~☆梨紗のFirst Love☆~

萌:「梨紗からは離れないから、絶対。脅されてた時以外で梨紗から離れて行ったことある?全てメガネに尽くしてない?梨紗が最優先してることはメガネの幸せだよ。辛い顔をさせるなら自分を犠牲にするからね、梨紗は。」


一:「まだ間に合うよな?」


萌:「メガネ次第。頼むから梨紗を泣かせないで。うちじゃもう梨紗を救えないんだ。」


一:「えっ…?」


萌:「梨紗滅多に弱音を吐かないんだよね(苦笑)吐いたとしてもメガネを責めないんだ…。浮気って少しでも思ったらズカズカ言って頬を引っ張たくのが当たり前だけど何かしらあるんだってことで信じてたんだよ、一筋の涙流して。
メガネを責める訳じゃない、梨紗が弱いのも事実だからさ。

梨紗のどこが好きなの?」


一:「…内面を見てくれたことが嬉しかったな、最初は。
けど、どこが好きかって言われてもわかんねぇんだよな(苦笑)初めて一緒にいたい、側にいたい女性[ヒト]だって思ったんだよね。」


萌:「すんなりどこが好きって答えたら別れさせようとしたのに残念。」


一:「萌ちゃん、文化祭の時ありがとな。」


萌:「梨紗鈍感だから自分の気持ちが何なのかわかってなかったから教えてあげただけ。
梨紗無自覚だろうけどメガネのこと目で追ってたからね(苦笑)メガネも梨紗のこと追ってたっしょ?気のせいかな、レベルにしか思わなかったけど。」