*初恋④* ~☆梨紗のFirst Love☆~

梨:「…………。」


一:「遺書なんか書かないでくれ。
抱え込まないでくれ。たまには俺を責めろよっ!!」


一磨は梨紗を抱き締めた


梨:「生きる意味がわかんないよ。一磨を傷つけちゃうんなら一磨のいないとこに行きたいよ。辛いよ。」


一:「一緒に死ぬか?梨紗を1人には絶対にしない。」


梨:「だって、いらないって…。(泣)」


梨紗は一磨の胸で声をあげながら泣き出した


一:「信じてあげなくて、ゴメンな。
…俺は梨紗と居たい。梨紗が死んだ後、俺も追うつもりだった、そうすれば今度こそは俺だけを見てくれるって…。梨紗、ゴメン。」


梨:「怖かった…。
昨日ね、一磨の誕生日プレゼントとクリスマス買いに行ってたの。一緒にいた人は萌のお兄さんなの。」


一:「知ってる。萌ちゃん達に聞いた。ありがとな。」


梨紗は一磨の胸で泣いてたが、暫くして泣き止んだ


一:「萌ちゃん来てるけど会う?」


梨:「……ぅん。」




一磨は萌を呼びに行ってから、顔を洗いに行った


萌:「梨紗…。」


梨:「萌…。」


バシッ


萌:「バカ梨紗っ!!」


梨:「ゴメンなさい…。」


萌:「バカっ!!

梨紗、1人でなんとかしようとしないで。」


梨:「ぅん、ありがと。

萌、怖かった…。
またいつか、一磨君といること出来るかな?」


萌:「泣き虫♪♪
大丈夫だよ、メガネは梨紗のこと好きなんだからさ。逆に離さないよ、メガネ。」


梨:「良かった…。」