一:「…梨紗、男物の店にその人と仲良さそうにいたのはなに?梨紗は滅多に男には笑わないぞ。」


陸:「………あ、君がメガネ君?萌の兄の陸です。
今話聞いたけど、梨紗ちゃんメガネ君のことを笑顔で話してたんだよ。
メガネ君クリスマスと誕生日被るよね?梨紗ちゃんはプレゼントを買いに男物の店に入ったんだ。」


一:「…嘘、だろ?」


陸:「マジ。秘密にしたかったらしいけどね(苦笑)
喧嘩中だったら早く仲直りしな?」


一:「…はい。ありがとうございました。」


一磨は電話を切り、急いで梨紗の部屋に行ったら、梨紗の手にはナイフが握られており自殺を図ろうとしていた。


一磨は直ぐに梨紗の手からナイフを奪い気絶させた


梨紗の近くにパソコンがあるのに気付き一磨は画面を見た


“一磨をここまで追い込んだのは私の責任です。死をもって償います。

真人さん、美香さん、伊藤には何もしないで下さい。私の弱さが原因です。

一磨、今までありがと。色んなことあったけど幸せだったよ。一磨には辛い顔は似合わないよ。大魔王らしく、一磨らしく生きて下さい。一磨が見た男の人は萌のお兄さんだよ(苦笑)

萌、友達になってくれてありがと。萌には感謝しきれない程感謝してるよ。

健樹君、鈴木君、一磨をよろしくお願いします。

武ちゃん、今までありがと。ごめんね。

優さん、助けてくれたのにゴメンなさい。

皆、大好きだったよ。
最後のお願い、聞いて下さい。弱くて迷惑ばっかかける私を直ぐに忘れて下さい。



一磨、ごめんね。



若名 梨紗”



パソコンに書かれていたのは遺書だった。