頭の引き出しにしまったままだったそれを、いとも簡単に思いさせたのは剛の言葉だった。 ------好きだ。 ご飯を食べていつも通り2人で部屋でトランプをしていた時だった。 まるで独り言のように、そっと剛はつぶやいた。