「トゥーニャ!!」 「何ですか?」 私の席へ一人の青年がやって来た。 「だから敬語はいらないって」 「ごめんごめん。何かカルロスには使いたくなるんだもん。で、用件は何?」 「あぁ、そうそう」 彼はポケットから黒い小さな箱を取り出した。 「コレあげる」 「え?何で?」 「ちょっとワケアリでな」 私は箱を開いた。