「い、いーよ。じゃあ克服出来たら…」
「俺にアイスおごる。」
「オッケ!…って、ちがうわ!」
「レベルの低いノリツッコミ。」
「うるさいっ!」
言い合いをしばらくして、ふと気づいた。
「あ、準備体操した方がいいのか。」
「それを早く言えよ。」
「……。」
なんでコイツはこんなに偉そうなんだ…!!
一旦プールからあがって、広瀬と一緒に体の各部を伸ばしていた。
広瀬が一応私もしろとうるさいので、私が先に広瀬に背中を押してもらっている。
「お。お前意外と体柔らかいのな。」
「……。」
「おい、なに無視してんだよ。」
「広瀬が言うと、なんかエロく聞こえ………い、いたい!いたい!いたい!!ごめんなさい!二度といわないです!!」
無言で背中をぐいぐい押してきたから腰が痛い。
それから交代する。
「そこ、もっと押せって!全然力いれてねーだろ、お前!」
「だって…痛くない?」
「全然。だからもっと押せって。」
「こう?」
ぐっ!
「い゛っ!!」

