黒板の上の無意味な記号の羅列 蛍光イエローに埋め尽された教科書 僕たちはなにを目指して走り続けるのか あの子が机の隅に落書きしてる 僕の手は黒板の記号をノートにコピーしていく 愉しげに踊り出す記号たち 切り取られた空を流れる雲 手の中の絡まり合った毛糸 急がねば その糸がほどけきらぬうちに