タイトル未定


あたしは剣道をやっていたというものの真剣での戦いは初めて
沖田先生はそれを知ってか知らずか

「櫻木さん
わたしの後ろに」

そう言ってあたしを壁と自分で挟んで守ってくれている

暗闇だからあたしにはどこに敵がいるかわからない

でも沖田先生はすべて見えているかのように

ズシャッズシャッと浪士を斬り倒していく

一階からは近藤局長の気合いの声
そしてたくさんの浪士の悲鳴が聞こえる

そして
「おいっ!
平助大丈夫か?
誰か平助を頼むー!」
永倉先生の叫び声

あたしなにやってんだろう
あたしは新選組のみなさんの役に立つために隊士になったんじゃないの?
なにもできてないじゃん
ただ沖田先生に守られてるだけの所詮役たたずの邪魔なだけの女?
そんなのいやだよ
あたしは女じゃない
あたしは戦える