夕刻
あたしたちは祇園石段下の町会所にいた
ここで各自準備をして日没を待ち会津と合同で探索を開始する
「櫻木さん」
沖田先生に呼ばれあたしは返事をする
「あなたは屯所にいたほうがいい
留守番組も立派な務めですよ?
あなたはまだ人を斬ったこともないでしょう?
今夜は必ず斬り合いになります
あなたになにかあったら私が土方さんにどんな仕打ちを受けるか....」
沖田先生が真剣にあたしを見つめてはなす
でももうあたしは決めたんだ
あたしは鉢金を額にギュッと巻きながら
「沖田先生
あたしはもう決めたんです
今動ける隊士はあたしを含め34人
動けるのに留守なんかしてられません
まだ斬りあったことはないけど自分の身くらい自分で守れます」
あたしは迷わずそう答えた
すると沖田先生ははぁっとため息をついたあと
「...分かりました
とにかく、死なないでくださいよ?」
沖田先生はそう笑顔で言ってくれた
「はいっ!!!」
あたしは元気に返事をする


