「山南先生が女子のあたしを思って、心配してそのようなことを言ってくださるのは承知しております
山南先生のお言葉はとてもありがたいです
...でも、これは自分で決めたことです
近藤局長はどこからきたかわからないような怪しいあたしをここに置いてくださると約束してくださったんです
あたしがこの新選組にどんな恩返しができるのかを自分なりに考えたらやっぱりこれしかないんです
あたしはまだまだ弱いし敵と剣を交えたこともない未熟者ですが
それでも近藤局長の、新選組のお役に立つことができるならそれが本望なんです
勝手ではありますが目を瞑っていただけないでしょうか?」
今度は山南先生をしっかりと見つめ、そう話した
「やはり、君の気持ちは変わらないようだね
....... わかった
君のやりたいようにやりなさい
わたしも君の意志を尊重しよう
しかしひとつだけわたしと約束してほしいことがある
絶対に死なないこと
いいかい?」
「.....っはい!!!
山南先生、ありがとうございます」
あたしはそういって深くお辞儀をした
「まったく、櫻木さんの頑固っぷりには山南さんもかなわないんですねぇ」
「まったくだよ」
そう言うと山南先生はにっこりとあたしに微笑んでくれた
山南先生の笑顔、初めてみた


