「はいっ!
あたし隊士になります
弱くて戦力になんかならないかもしれないけど
置いてもらえるんだからなにかしたいんです」

あたしは力強く答えた

「櫻木君
ほんとに大丈夫なのかい?
君は女子なんだから無理をしないでも女中として置いてやることはできるんだよ?」

近藤さんが優しく問いかけてくれる

「あたしもう決めました
隊士になります
全然怖くなんかありません」

山南さんはあたしを哀れむようにみつめた

「ふんっ
決まりだな」

あいかわらず態度のでかい土方歳三

「では今日から櫻木君を隊士として採用する」

近藤さんが戸惑いながらそう言った

「はいっ!」

あたしは元気よく返事をする