俺なかん全くみること
なく体育館を出ていった。


「じゅんや大丈夫か?」


「大丈夫。すこし転んだだけ。」



「そかよかった。」


試合は一時中断となった
誰もいなくなった体育館に

ひとりのこる俺。
ムシムシした体育館に
俺が落としたボールが
弾む音だけが響く

その場にすわり、頭をぐしゃぐしゃ
にしる


「・・・好きな奴って先輩かよ。」