「んじゃ、今日はこれで終わり」

今日は自己紹介だけらしくはやく終わった。




荷物を鞄に詰めていると横からすごい視線を感じた。

見てみると隣の男子がじーっと私を見ていた。



「あのー・・・なにか?」


私は視線にたえられず話しかけた。


「いや、珍しい名前だなーと思って」


「はぁ、そうですか」



それだけでこんなに見るか?普通。





「詩依里かえろー♪」


前の席の葵がこっちを見た。


「うん!かえろ!!」



私は隣の男子から逃げたくて速足で教室を出た。