「……あいつ、どこにいんだよ」 気がつけば仲田を捜していた。 「ヒック・・・・・・ヒ・・・ック、グス」 保健室の前にいたとき誰かの泣き声が聞こえた。 扉を開けて「誰かいんの?」と声をかけてみた。 ヒラ… ベットのカーテンが揺れた。 開けてみると シーツにくるまった女の子がいた。 「…仲田?」 俺がそういうとその子は体をビクッと震わせた。