私はひよこちゃんのお葬式に行った。

涙は全く枯れなかった。

ずっと泣いてた。

ずっと涙が流れてた。

そして、ひよこちゃんのお母さんが近寄ってきた。

「ひなちゃんよね・・。」

「はい。」

「これ・・。手に持ってたの。」

一通の手紙。

そう、交通事故にあう直前にひよこちゃんが持ってた手紙。

「ありがとうございます。」

「あの子、いっつもひなちゃんの話ばっかだったのよ。」

「・・・。」

「じゃあ・・。それだけよ。」

そう言うと去って行った。

それと同時に私は手紙を読み始めた。