「ところで、光稀なにか食べたいものある?」 何も食べないのは、身体にも 悪いと思って あたしは尋ねてみた。 「…リンゴ」 「ん?」 「リンゴが食べたい」 そう言って あたしに笑う光稀は、 子供みたいで可愛かった。 「わかった♪ じゃあ切ってくる」 「俺は凛が指切らねぇように 見張っててやるよ」 あたしが立ち上がると 夏稀も立ち上がった。 ……別にそこまで料理下手じゃないのになー そう思いながら 部屋を出ようとした時だった。