双子に愛されて~中学編~




「本気よ。
だって光稀を看病しなくちゃ!」



そう言って
また階段を上がろうとすると
不意に後ろから抱き締められた。



「な…夏稀?」


急に抱き締められて
あたしの頬はピンクに染まった。



「なんでだよ…ッ」



「は、はぃ?」



「なんでいつも…光稀ばっか」



「??」



夏稀が独り言のように呟く意味が理解できない。


だから、あたしは黙ったまま動かずにいた。




「凛は……俺と光稀、どっちが大切なんだよ?」



悲しそうな顔に胸が痛んだ。


でも答えは決まってる。


あたしは…………