「夏稀……1回黙ろっか?」 「うわー怖ッ! こんな凶暴な凛と幼なじみってだけで人生損してるぜ!」 夏稀はハァァと深い溜め息をついた。 「へぇー…そこまで言うんだ? もぅ朝は起こしてあげなーい」 あたしの一言で 過敏に夏稀が反応したのが 分かった。 「いや…り、凛? それは止めようぜ!!!」 「ふふっ…焦ってる焦ってる」 夏稀の焦り顔を見て笑いを堪える光稀。 夏稀が ここまであたしに起こされるのを拘るのかというと、 あまりの寝起きの悪さに 家族が呆れて起こすことを諦めたからだ。