双子に愛されて~中学編~




そして今に至る。


夏稀はプクーッと頬を膨らませて、そっぽを向く。


黙ってたら夏稀だって可愛げがあるのに……。


でも強く殴ったのは
やり過ぎたかな―――?


そんな目で夏稀を見ていると
不意に光稀が言う。



「凛は優しいね」


「…へっ?」



あたしが優しい!!?



「夏稀に嫌なことされても心配してる」


あ…。
あたしの心を読まれたんだ。


さすが幼なじみ。



「そ、そんな訳ない!」


「ふふっ。誤魔化しちゃって」