「おやすみ」 そう言って俺達に手を振ると 凛は楢宮家を後にした。 改めて凛が帰ってしまうと どこか寂しい気持ちになる。 それは俺だけでなく、光稀も 感じたらしい……。 「凛がいなくなると……なんか寂しいね」 俺に言っているのか、独り言なのか、分からないが 光稀は俯いて言った。 「…だな」 一応、俺は答える。 すると「素直だね」と 光稀に笑われてしまった。 だって光稀と同じで 俺だって感じてしまったんだ。 仕方ねぇじゃん。