そっとドアを開ければ ふわっと香る、香水。 ベッドの布団は もこっと誰かが入ってるのであろう膨れている。 あたしはベッドに近づいて ソイツを揺さぶる。 「こらっ! 起きなさい、夏稀!!!」 双子の兄、楢宮夏稀。 寝起きが悪い、もう1人の幼なじみ。 あたしが怒鳴っても 夏稀は一向に起きようとしない。 さらさらのブラウンの髪が 揺れる。 「夏稀っ!!起きてよ!!!!」 「ん……り…ん」 ――――グイッ。