「別に夏稀に向かってじゃないわよ」 「じゃあ誰にだよ」 ……うぅ。 えーとえーと……あっ、そだ! 「す、数学にだよ♪」 数学が難しくて頭を抱えてたのは本当だしね。 「…ふーん」 でも夏稀は完全には信じてくれなかった。 まぁ、それ以上 問い質されなかっただけ幸せだと思わなきゃ♪ すると夏稀は あたしをバカにしたように言う。 「はぁ!? こんなんも分かんねぇの? お前、バカすぎ」 「うっさい」