夏休みに入る前に
どこへ行くかは夏稀と亮平で決めるとか言ってたけど……
まさか海になるなんて…
あらかじめ教えてくれてたら
新しい水着
緋菜と買いに行ったのに~!
と、新しい水着が買えなかった後悔を感じながら着替えて、水着とかタオルとか必要なものをバックに詰め込んで、階段を下りた。
「おっまたせー」
と、リビングへやって来ると待ちくたびれた顔で夏稀があたしを見た。
「おせぇーよ。
着替えに何分かかってんだよ」
「はい!?
着替えだけじゃなくて海の準備もしてたの!」
「はぁ……女じゃあるまいし、早くしろよ」
「……女なんだけど?」

