双子に愛されて~中学編~





たくさんの考えを頭の中で巡らせている間に夏稀の顔があたしに近づいてきていた。



でも、必死に
理解しようとしすぎて
そっちに意識がいかなかった。




「考えなくていい。
ただ凛は黙って俺に委ねろ」



「……え?」




その言葉の意味さえ
あたしには、ちんぷんかんぷんで夏稀に視線を向けた。



その時、やっと夏稀との
距離の近さに気付いた。




……え? なに?

なんで夏稀が
こんなにも近いの?


しかも…まだ近づいて……く、る…?





その時、夏稀の左手が
あたしの髪を優しく触れた。