――――♪ 「おい、凛」 夏休みに入ったある朝。 学校が休みということもあり あたしは ぐっすりベッドで眠っていた。 その睡眠を邪魔する……聞き覚えのある声。 「ん~……」 まだ起きたくない。 昨日 遅くまでテレビ見てたから、まだ寝足りない…… しかし、そんなあたしから お構い無しに布団を奪った。 「コラッ! 起きろっつってんだよ!ボケが」 「ん…夏稀?」 やっとの思いで目を開けると そこには不機嫌に立ち尽くす夏稀の姿が見えた。