「…――き! ――つき!
聞いてる!!?夏稀!」
「……!
え?あ、わりぃわりぃ」
「もぉー…だから!
ホラー以外なら、何でも大丈夫だからオススメあったら
貸してね♪」
昔の思い出に浸っていた俺は
凛の声によって
現実へと呼び戻された。
「お、おう」
「やった♪」
今……凛は隣で笑ってる。
「あ、ヤバイよ?
あと2分でチャイム鳴る」
ヤバイと言いながら
冷静な口調で言う光稀。
……てか、あと2分!?
「それ、やべぇだろ!
おい!走るぞ」
「「えぇ~」」
「……おい(怒)」
マイペースな所にも
光稀と凛の声が重なったのにも俺は腹を立てた。

