双子に愛されて~中学編~





いつの間にか、
見とれている俺がいる。



――――…でもな。



「なんだよ、光稀!
俺にはDVDなんて見せてくれねぇじゃん」



「だって夏稀は感動系の話そこまで見ないでしょ?」



話に入り、自然と凛と光稀の間に入った。



お前ら…近すぎなんだよ。


「そうだよっ!
なら夏稀もオススメのDVDとかある?」


「あ?…あぁ、あるぜ。
ホラーとか(笑)?」



そう言って凛を見下すと
ムスッと
あからさまに嫌な顔をされた。




「夏稀…ワザとでしょ」


「はぁ?
何がワザとなんだよ」