双子に愛されて~中学編~




そう怒鳴られた時には
頭に痛みを感じ、凛の温もりも消えていた。



「…いってぇ」


そう、凛が俺を殴ったのだ。


この…暴力女が。



「変態ッ!!!!
早く起きなさいよ!もう光稀は起きてるよ?」


「わかったって」



「じゃあ早く着替えてよね?
あたし、下で待ってる」



適当な俺の返事を聞くと
凛は、俺が着替える前にさっさと部屋を出た。



別に着替えくらい見られたって良いんだけど……凛は恥ずかしいらしい。