そんな事を考えながら 真っ青な空を見上げていると またドアが開いた。 ――――柞原か? でも塾だし 戻ってくるわけないか。 ドアの方を ゆっくり見てみると 小さい肩が上下に揺れて 息を整えている。 短いサラサラの髪が いつもより乱れている。 「緋菜!?」 「はぁ…はぁ…。 りょ-、…へぃ」 なんで緋菜が? そう尋ねる前に 緋菜が口を開いた。 「……ごめんね」 緋菜の顔を見れば 今にも泣きそうな顔だった。