SIDE:亮平 柞原に連れられるまま俺は屋上へとやって来た。 屋上へ着くなり柞原は くるりと俺の方を振り返り 笑ってみせた。 「亮平」 「ん?」 「――好き!」 純粋な笑顔を向けて柞原は 俺に伝えた。 柞原は明るくて可愛いし 俺と気が合うし 一緒にいて楽しい。 別に柞原とだったら 付き合ってもいいかなって 屋上へ着くまでは思っていた。 …………でも。 「でも俺は緋菜が好きなんだ」