俺がポカーンと間抜けに口を開けたまま立ち尽くしていると、黙っていた光稀が口を開いた。
「分かるでしょ。呼び出しだよ」
そう耳に囁かれ、
俺は状況を把握することができた。
なるほど。
告白、とかだな。
光稀が言いたいのは。
でも柞原が?
いつも俺をバカにするのに?
そう思いながらも
俺の考えは決まっていた。
「わりぃな、柞原。
俺 屋上には行けないわ」
だって行かなくても
答えなんて決まってる。
「………なんで?」
「柞原なら分かんだろ?
俺が溺愛してるやつ」
そう意味ありげに言っても
気づかないソイツは光稀と
楽しそうに話している。

