光稀君がいるとはいえ、
私も加わって教えたくなる。
「夏稀君はもっと凛に優しくしてあげなよ」
「柞原は分かってねぇな。
これ以上コイツを甘やかしたら将来ヤバイだろ」
「……夏稀に甘やかされたことなーい」
「お前は黙ってろ。つか、
早く問題 解け!」
そんな凛と夏稀君のやり取りを繭婪ちゃんは笑いながらも
教室を出ていった。
「はぁぁあ……。
すっげぇ疲れた、俺」
そう言って
机にへばりつく亮平。
「柞原さんって元気だよね。
そう言う所、亮平に似てると思うな」
光稀君が亮平に向かって言うと亮平は嫌そうな顔をした。

